HDLコレステロールって何？〜台東区上野・浅草パーソナルジムN-fitness〜

前回はLDLコレステロールについて解説をさせていただきました。

今回は善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールについて解説をさせていただきます。
LDLコレステロールに関しては、下記で解説しております⬇︎⬇︎⬇︎
LDLコレステロールって何？悪玉の意味

HDLコレステロールとは？

HDLコレステロールとは、高比重リポタンパク質[High Density Lipoprotein]によって運ばれるコレステロールのことを指します。
動脈硬化を抑制するため、善玉コレステロールとも呼ばれます。

余ったコレステロールを回収する役割を担っており、血管に溜まったコレステロールを肝臓に戻す働きがあります。
その為、HDLコレステロールはLDLコレステロールとは反対に、減りすぎてしまうと動脈硬化を引き起こす原因となってしまいます。

以前、解説させていただいたLDLコレステロールとの関係も深いので次の章で解説をさせていただきます。

HDLコレステロールが減ってしまう原因として、以下のことが挙げられます。

・食生活

・運動不足

・喫煙

などなど、特に食事に関して言えば、トランス脂肪酸を摂取する事でLDLコレステロール値を上げて、HDLコレステロール値を下げてしまう事がわかっています。

トランス脂肪酸の詳しい情報は下記の記事を参考にしてみてください！⬇︎⬇︎⬇︎
【食べるプラスティック？】絶対にバターを選んで！トランス脂肪酸の健康被害

また、喫煙はHDLコレステロールを下げるだけでなく、喫煙そのものが動脈硬化の危険因子になりますので注意していきましょう。

 

【HDL】LDLコレステロールとの関係

ざっくりと、HDLコレステロールについて解説をさせていただきました。

ここでは、LDLコレステロールとの関係について解説をしていきます。

 

動脈硬化の予防の為には、LDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスが大切になります。
それをわかりやすく示すものを、LH比として算出されます。

LH比とは血液中のLDLコレステロールとHDLコレステロールの比率のことを指します。
このLH比は、LDLコレステロール値をHDLコレステロール値で割ることで求めることができます。

例）LDLコレステロールが100mg/dl、HDLコレステロールが 50mg/dl
▶︎LH比＝2.0

このLH比の基準は1.5とされています。
LH比が2.0以上になると動脈硬化や様々な病気のリスクが増える一つの指標となります。

健康診断や検査後の結果を計算してLH比を求めてみるのもいいですね！

 

HDLコレステロールと食事

LH比のバランスをとるために、次のものを積極的に摂るようにしてみましょう。

・大豆タンパク質

→コレステロールの吸収を抑える働きがります。主に納豆や豆腐などの大豆製品に含まれています。

・不飽和脂肪酸

→体内で合成できない必須脂肪酸です。HDLコレステロールを減らさずにLDLコレステロールを減らしてくれます。
食事として摂るのであれば、青魚がオススメです。

青魚にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が含まれています。
DHAにはLDLコレステロールを減らす効果だけでなく、様々な病気の予防や改善効果があり、EPAには血管拡張の効果があります。

詳しくは下記でご確認くださいませ⬇︎⬇︎⬇︎
【解説】DHA・EPAって？脂肪酸とは？

ぜひ食事ではお肉だけでなく、お肉の代わりに大豆や魚も取り入れていきましょう！

 

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回はHDLコレステロールについて解説をさせていただきました。

コレステロールが気になる方は、是非食事や運動などの生活習慣を見直してみてください！

コレステロールの上下に関して、詳細は下記で解説しております⬇︎⬇︎⬇︎
【徹底解説】コレステロールを下げる！気をつけたい食事・栄養素