栄養 2024.01.01
【栄養学・脂質】中性脂肪の消化・吸収〜台東区浅草のパーソナルジムN-fitness〜
脂質については、多くの機会でご説明させていただいております。
ここでは、脂質の消化から、吸収・代謝までの流れを細かく確認していきます。
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中性脂肪の消化・吸収〜台東区浅草のパーソナルジムN-fitness〜
脂質の代表的なものとしてあげられるのが、中性脂肪です。
この中性脂肪は、グルコースから生成されるグリセロールに3個の脂肪酸が結合することで構成された物質です。
この結合される脂肪酸の種類によって、性質が異なってきます。
中性脂肪の消化では、糖質と同様に消化酵素によって分解されます。
ただ、中性脂肪のままですと消化酵素の効きが悪い為、まず十二指腸へ流れる胆汁の働きによって微粒子まで※乳化させます。
※この乳化の作用によって、水との親和性を高めて、より脂質を消化・吸収しやすくしてくれます。
この乳化に必要となる胆汁を作り出すのが肝臓です。
肝臓は消化・吸収・代謝のサイクルの中で、重要な臓器に該当します。
【肝臓の働き】胆汁の生成・分泌〜台東区上野・浅草パーソナルジムN-fitness〜
この乳化が行われない状態で、うまく脂質を消化出来ないと胃もたれなどの不快感の原因にもなります。
脂っこい食事の後、気分が優れなくなったり、不快感を感じたりするのは肝臓の働きが鈍り胆汁酸の分泌が追いつかなくなるのはその為です。
乳化が進んだ後、膵液に含まれる消化酵素リパーゼが働き、中性脂肪に結合している脂肪酸3つの内の2つがβ-モノアシルグリセロールという状態まで分解され、小腸から吸収されます。
このように脂質の大部分を占める中性脂肪の消化・吸収が行われます。
β-モノアシルグリセロールは小腸粘膜の細胞内で再び脂肪酸と結合し、中性脂肪を形成します。
小腸での吸収を行うのに、β-モノアシルグリセロールまで分解する必要がある訳です。
その後、体内に循環する中性脂肪は血液やリンパ液などに乗って体を巡ります。
ここで、血液などの水分の親和性を高めるのにタンパク質と結合され「リポタンパク質」という物質に形を変えます。
【脂質代謝】リポタンパク質とは何?〜台東区上野・浅草パーソナルジムN-fitness〜
このリポタンパク質を「カイロミクロン(キロミクロン)」と呼び、鎖骨付近のリンパ管経由で、血流に乗って流れていきます。
このカイロミクロンは、脂肪組織、筋肉などに運ばれ肝臓に向かい、脂肪酸から再合成された中性脂肪を更に脂肪組織等へと移送します。
また中性脂肪以外のリン脂質、コレステロールも同様にリポタンパク質であるカイロミクロンを形成する要素の一つです。
同じ形で一緒に各組織へ運ばれます。
※リン脂質・コレステロールについては別途解説してまいります。
まとめ
中性脂肪が複雑な工程を経て、消化・吸収されているのがお分かりいただけたかと思います。
カイロミクロンが運ばれる工程に関しても、別途解説していきます。
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