栄養 2023.07.23
【必須アミノ酸】フェニルアラニンとは?〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜
皆さんはフェニルアラニンというワードを聞いたことはありますか?
最近では必須アミノ酸という言葉が多く使われていて、その中の一つというところまでご存知の方が多いと思います。
そこで今回は、フェニルアラニンがどのようなものなのか?どのような働きをしているのか?について詳しく解説していきます。
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フェニルアラニンとは〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜
フェニルアラニンとは必須アミノ酸の1つで、私たちの日常生活には必要不可欠なものです。
また体内で生成する事ができないため食事からの摂取が必要です。
体内で生成できないので【必須アミノ酸】に該当するアミノ酸になります。
フェニルアラニンには脳と細胞の間で情報を伝達する働きがあります。
また肝臓で必須アミノ酸であるチロシンに変換され、興奮性の物質に変換されます。
興奮性の神経物質としてはドーパミンやノルアドレナリンが有名ですね。
上記の神経物質の刺激を伝達し、最終的に精神の高揚や血圧の上昇をサポートする働きがあるのがフェニルアラニンです。
ドーパミンやノルアドレナリンは筋肉の発達にも関わる神経伝達物質です。
※別途解説してまいります。
フェニルアラニンが含まれる食材
豆類(大豆、小豆、そらまめ)、魚介類など日常にある多くの物に含まれています。
その中でも特にフェニルアラニンが多く含まれているのが豆類です!
大豆そのものを摂取することは非常に効果的ですが、摂取が難しい場合は大豆製品を食べるよう心がけましょう。
【大豆製品(黄色大豆、きな粉、木綿豆腐、油揚げ、豆乳など)】
また小麦製品にも含まれているので、うどん、パスタ、パンなどを食べることでも摂取できます。
ただ、小麦製品に含まれるタンパク質の「グルテン」の摂取は注意が必要なものとなるので、豆類を中心にフェニルアラニンの摂取を行えると良いです。
他にも(卵、チーズ、かぼちゃ、じゃがいも)など日常的に食べることの多い食品にも含まれているので、特別なものを摂取しなくても身体に取り入れる事が可能と言えるでしょう。
フェニルアラニンが含まれている具体的な食材は以下の通りです。
・肉魚類:牛肉、かつお
・豆類:大豆・小豆・そらまめ
・ナッツ類:落花生・カシューナッツ
・乳製品:チーズ・ヨーグルト
・その他:かぼちゃ・じゃがいも・小麦粉・たまご
フェニルアラニンの効果
フェニルアラニンには脳の機能を高めたり、興奮性の神経物質を作ります。
フェニルアラニンを摂取する事で脳の機能を促進し、記憶力の向上を手助けする事が出来ます。
神経伝達物質とは脳の指令を細胞に伝達するものです。
そんな神経伝達物質によって、全ての細胞における運動・思考を脳の命令として正確に細部に伝える事が出来ます。
フェニルアラニンの代謝の流れとしては、肝臓で分解されチロシンに変化します。
チロシンは神経伝達物質のノルアドレナリンやドーパミンの原料となり、体内で興奮、快感をもたらす神経物質の増加、脳が活性化しやすくなり、集中力や意欲の向上が期待出来ます。
フェニルアラニンの摂取効果は上記のような代謝によって享受することが出来ます。
またフェニルアラニンはアスパラギン酸というアミノ酸と結合すると「アスパルテーム」という物質に変化します。
アミノ酸には本来甘味はありませんが、アスパルテームに変化することで砂糖の約200倍の甘さを発生させます。
アスパルテームは砂糖と比べてカロリーが低いことから、ダイエット甘味料として使われており、また日常の中にも清涼飲料やスイーツなどの甘味づけに幅広く使われています。
フェニルアラニンには上記のような使い方も可能なのです。
うつ症状の軽減
フェニルアラニンの効果の中でも特に注目を集めているのが「うつ症状の軽減」です。
先ほどにもあったように、フェニルアラニンを摂取することで、脳が刺激され神経伝達物質が活性化します。
脳が活性化することで覚醒し、精神が抑揚しやすくなります。
結果的に精神が抑揚し気分が落ち込みにくくなったり、憂鬱などの症状が軽減しやすくなります。
また鎮痛作用があり、中毒性もないので医療現場などでも重宝されています。
フェニルアラニンの効果的摂取量
フェニルアラニン の効果を高める摂取方法として (ビタミンB6、葉酸)といった栄養素と一緒に摂取することが効果的です。
ビタミンB6や葉酸は、アミノ酸の分解や吸収をサポートしフェニルアラニンが身体でより吸収されやすくなります。
フェニルアラニン は一度に目安量を摂取するのではなく、三食に分けて摂取することがおすすめです。
摂取タイミングを三回に分けることで体内にフェニルアラニン が保たれ、効果を持続させることができます。
また身体への吸収スピードも分割することで向上し、分解・吸収がより効果的になります。
フェニルアラニンの副作用
サプリメントなどでフェニルアラニンを過剰に摂取した場合において、副作用が起こることがあります。
フェニルアラニンには血圧を上昇させる効果がある為、過剰に摂取すると高血圧や心疾患になるリスクが高まってしまいます。
フェニルアラニンの1日の目安摂取量は成人で約2gと言われています。
フェニルアラニンは必須アミノ酸に数えられますが、通常の食事をしていれば不足したり、過剰摂取の可能性はほとんどありません。
日常から適切な食事で適切な量の摂取を心がけましょう。
フェニルアラニン、トレーニング時の効果
上記にも記載しておりますが、フェニルアラニンは必須アミン酸でありタンパク質の合成など様々な働きをします。
その中でもフェニルアラニンはトレーニング中の精神面向上の効果が多くあると言えるでしょう。
なんだかやる気が起こらないなんて事も多くあるかと思います。
トレーニングを日常的に行う方で、この壁に阻まれない方はいないのではないでしょうか?
フェニルアラニンの精神への影響によって、トレーニング習慣に寄与することができるのではないでしょうか。
まとめ
フェニルアラニンを摂取することで得られる効果は以下の通りになります。
・脳の機能向上
・痛みの軽減効果
・集中力の向上
・リラックス効果
・うつ症状の予防、改善
フェニルアラニンを摂取することで得られる効果は多くありますが、その分多く摂取すればいいということではありません。
フェニルアラニンは日常生活の食事をしていれば特段不足することはありません。
またフェニルアラニンを摂取するために特別な食材を摂取する必要もなく、あえて食事を変える必要もないでしょう。
それぞれの目標とする理想の身体を目指して、自分に合った摂取方法とタイミングを見つけて、効率的に活用していただければと存じます。
N-fitnessでは、細かいお食事指導及び、ライフスタイルに合わせたトレーニングをご提供しております。
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