【筋肉解説】大胸筋と肩の関係〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

筋肉 2024.08.27

【筋肉解説】大胸筋と肩の関係〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

ここまで大胸筋に関して、解説してきました。
ここでは、大胸筋と肩の関係性について解説してまいります。

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大胸筋と肩の関係〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

大胸筋が弱化している人は、ぱっと見でなで肩で肩幅が狭く見える人が多いです。
見た目だけならまだ良いですが、大胸筋の弱化によるなで肩は肩凝りが強く出ることもあります。

なで肩の定義は鎖骨外側端が内側端に比べて、高さの差が1横指以下の場合のことを指します。
つまり、鎖骨の内側と外側の高さの差が指1本以下の場合なで肩判定となります。

逆に1横指以上上がっている方はいかり肩という判定となります。

大胸筋の弱下により、鎖骨の位置が下がると身体の恒常性が働き、僧帽筋上部繊維で肩を引っ張り、位置を釣り合わせようとしてしまいます。
これにより、肩の筋肉である僧帽筋の慢性的な使いすぎで肩凝りの症状が発生してしまうことがあります。

逆にいかり肩の人は大胸筋のトレーニングはやりすぎないのがおすすめです。
鎖骨の内側から上腕骨にかけて大胸筋が付着しているので、トレーニングを行うと筋収縮により、上腕骨の付着部に鎖骨内側の付着部が引っ張られてしまいます。
その為、余計に沈んでしまい相対的に見て肩が上がっているようになり、余計にガタイがよく見えてしまいます。

これは女性にとってはあまり好ましいことではないので、気を付けたい部分です。

少し脱線しますが、陸上の短距離走の選手はなで肩、巻き肩が多いと言われています。
なで肩なので腕の位置が普通のより下にあり、肩甲骨が通常の位置より下に下がっています。

重ねて、巻き肩なので肩甲骨が通常より前側に位置しています。
これはなぜかというと、肩甲骨の位置が低ければ低いほど腕を強く振ることが可能な為です。
また、腕を前方に強く振りたい場合は、肩甲骨の位置はなるべく前にあったほうがいいとも言われています。
例えばチーターや四足獣の肩甲骨は人間に比べてとても前にあり、強力な足の前後運動が可能です。
しかし、代わりに水平にはほぼ動かせません。

体の重心は第二仙椎（お尻あたり）にありますが、腕の位置がより下にある方が重心位置に近づき、腕を強く振る力と重心移動の力を重ねることが可能になります。
短距離走の選手は練習を重ねるにつれ、競技的優位性の高い姿勢に自然と変化していきます。

詳しくは記述しませんが、水泳の選手は逆にいかり肩の選手が多いです。