ダイエット 2021.11.12
【解説】ダイエットに良いの?オートミールを徹底解説!
オートミール。近年のフィットネスブームによりさらにその名が世間に広まったように思えます。
オートミールを食べてみたことがあるなんて人も多いことでしょう。
ただ、実際オートミールってダイエット的にどうなの?
と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではオートミールはダイエット的に見てどうなのかを解説していきます。
オートミールとは
そもそもオートミールってなんなの?
という方もいらっしゃると思うので一応説明していきます。
そんなの知ってるよ!!って方は飛ばしてください。
オートミールは燕麦から作られたシリアルの一種です。
※シリアルは穀物を押しつぶして食べやすく加工したもの。
グラノーラはオートミールをシロップなどで甘く味付けし、油などを絡めてオーブンで焼いたものですので、オートミールと思わずに食べていた人も多いかもしれないですね。
オートミールはダイエット向き?
本記事を読んでいる皆様が気になっているところなのではないでしょうか。
結論から言うと、ダイエットには向いています。
ただ、人によってメリットが大きくなるか、デメリットが大きくなるかがかなり変わる食品なので、メリットデメリットを解説していきます。
オートミールのメリット
オートミールを食べることのメリットを紹介していきます。
GI値が低い
オートミールはGI値が低いです。
白米と比べると、白米はGI値が84なのに対し、オートミールは55です。
かなり違いますよね。
オートミールは炭水化物系の中で比較的血糖値を上げづらい食品です。
血糖値の乱高下はダイエットにも健康にも悪影響を与えますので、オートミールは優秀な食品と言えます。
GI値について知りたい方はこちら
血糖値とダイエットの関係について知りたい方はこちら
食物繊維が豊富
オートミールは食物繊維が豊富です。
オートミールは100gあたり9.4gの食物繊維を含んでおり、玄米の約3倍、白米の約19倍の食物繊維を摂取することができ、そのおかげで血糖値の急上昇を防ぐことができます。
国の食物繊維の推奨摂取値が6g/食なのでオートミールを食べれば比較的楽に超えられそうですね。
腹持ちが良い
オートミールは食物繊維が多いので腹持ちが良いです。
食物繊維が多いと吸収がゆっくりになりますのでさっき食べたのにすぐお腹が空く…というのを防ぐことができます。
吸収がゆっくりになることで血糖値の乱高下も起きないので食欲や気分も安定しやすいです。
オートミールのデメリット
次にオートミールを食べることのデメリットを紹介していきます。
糖質量が少ない
オートミールは糖質量が少ないです。
オートミールは1食でだいたい30g程度食べるのが推奨されていますが、オートミール30gで摂取できる糖質は約17 g (食物繊維は除く)です。
1食17gの糖質量だと運動を全くしない女性であっても少なすぎる値となります。
全く運動をしない女性でも糖質量は最低40g/食は欲しいところなので何かを追加しないといけなくなります。
そうなるとカロリーの問題なども出てくるので、カロリーに気をつけながら食事を追加していくことになります。
食事のバランスがとりづらい
オートミールが主食になると食事のバランスがとりづらくなる傾向にあります。
よくある定食をイメージしてみてください。お肉やお魚をおかずに米を食べますよね。
オートミールが主食になると多くの場合は主食+おかずのスタイルを作りづらくなります。
お肉やお魚をおかずにオートミールを食べるってなかなか考えづらいですよね。
そうなると牛乳やヨーグルトをかけたり、ドライフルーツをトッピングしたりという食べ方になり、かなり栄養バランスが崩れる結果となります。
好みが分かれやすい
このデメリットはシンプルです。
オートミールは圧倒的に好みが分かれやすいです。
どの食品に関しても好みは分かれますが、オートミールは特に分かれやすいです。
どれだけメリットがあっても、美味しく食べられないならなかなか食べたいと思えないですよね。
そのまま食べるとかなり食べづらさがありますが、お湯や水でふやかしたりヨーグルトやプロテインと一緒に食べると食べやすくなるのでおすすめです。
結局食べた方が良いの?
これは完全に人によります。
メリットとデメリットを比べてどちらが上かを比較してみてみてください。
オートミールを食べたからといってヤセるわけでもなければ、食べないと太るわけではありません。
白米や玄米がダイエットに良くないわけでもありません。
なのでオートミールを好き!美味しい!と思って食べられるかどうかで決めてみてください。
ちなみに、糖質制限後の回復食としても優秀なオートミールです。