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【解説】新生児はビタミンKの欠乏も!?ビタミンKとは?

ビタミンKとは?

ここでは、ビタミン”K”について解説していきます。

ビタミンの概要については下記をご確認ください。

【徹底解説】ビタミンとは何!?

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ビタミンKは脂溶性ビタミンに分類されるビタミンです。

その他に、脂溶性ビタミンはD、E、Aとなり、油に溶けやすい性質を持っています。

※脂溶性ビタミンの概要に関しては別記事で細かく解説していきます。

 

ビタミンKにも複数の種類があり、より化学的に分類すると細かく区別されています。

 

私たちの体にとって一般的に重要な影響を及ぼす代表的な種類となると、

フィロキノン(=ビタミンK1)、メナキノン-4(MK-4)、メナキノン-7(MK-7)が挙げられます。

 

ビタミンK1とK2(メナキノン類)は、天然のビタミンKで、栄養学的にも重要な栄養素類と言えます。

上記2種類は食事からの摂取、腸内での代謝により生成されます。

 

食事からの摂取時にビタミンKの吸収率を高めるためには、油とタンパク質と合わせた摂取が好ましいです。

同時に摂取することで効果的にビタミンKを体内で利用できます。

 

ビタミンKの効果

ビタミンKの主要な効果には『血液凝固』が挙げられます。

血液の凝固に必要な分子が肝臓で生成される際に、ビタミンKが補酵素として代謝をサポートしてくれます。

 

また、ビタミンKは丈夫な骨の形成、動脈の石灰化の抑制にも関連しており、骨粗しょう症や動脈硬化にの予防にも必要な栄養素です。

骨粗しょう症の治療薬として、ビタミンKが利用されており、骨代謝を活性化・調整し、骨のコラーゲン生産を促進することが可能。

つまり、丈夫な骨の形成による骨折のリスクを軽減と同時に、骨質の改善まで図れるため、健康的な日常生活に欠かせない栄養素と言えます。

 

ビタミンKの欠乏症!?

ビタミンKが一般成人において、欠乏することは非常に稀です。

食事からの摂取の他、腸内でも生成できるため、普段からバランスの良い食事を行っている方には無縁と言えます。

しかし、疾病による肝機能への障害や、処方薬による影響で不足することもある為、該当する方々は注意が必要です。

 

ビタミンKが欠乏・不足となると、出血が止まりにくく、鼻血や血尿、月経過多、立ちくらみなどの症状をきたす可能性があります。

また、ビタミンKは骨粗しょう症や骨折リスクとも関連していますので、不足すると骨の健康に関与してきます。

 

ビタミンKの欠乏は新生児に多い!?

欠乏・不足することが稀なビタミンKは、未発達の新生児や乳児にとっては欠乏リスクが高くなっています。

ビタミンKは母乳には少量しか含まれていなく、ビタミンKのシロップや投与が行われます。

 

ビタミンKの特徴は、欠乏リスクのあるライフステージや疾病によって判断がきくため、該当する方は積極的に摂ると良いです。

 

ビタミンKを摂りすぎるとどうなるの?

欠乏リスクの低いビタミンKには1日の上限量が設定されておらず、過剰摂取による健康被害は報告されていません。

発がん性なども報告されておらず、極めてクリーンな栄養素です。

 

しかし、血栓を防ぐため血液を固まりにくくする必要があり、治療中の方はビタミンKの含有量が高い食材を避ける必要があります。

 

ビタミンKの豊富な食べ物

ここからビタミンKの豊富な食べ物・食材をご紹介していきます。

ビタミンKが豊富な食べ物の代表格は、やはり”納豆”です。

 

納豆は1パックに240μgほどの含有量があり、これは1日の摂取目安量をクリアできる値です。

厚生労働省は日本人の摂取上限、目安量を算定はしていませんので、極端な摂取を意識的に行う必要はないでしょう。

食事摂取基準/厚生労働省(2020年)P.192-P196参照

 

その他、ビタミンKは藻類、緑黄色野菜、豆類、肉類、乳製品と様々な食材に含まれています。

ほうれん草や小松菜、春菊、ブロッコリー、モロヘイヤなどに多く含まれています。

 

ビタミンK、果物からの摂取?

ビタミンKを多く含む果物は葡萄やキウイ、りんごとありますが、

一般的に不足しにくい栄養素であることや、日常の緑黄色野菜、豆類などから十分量摂取できるビタミンKを果物から摂取する必要は全くないでしょう。

 

まとめ

ここまでビタミンKについて解説してきました。

ビタミンKと相性の良い栄養素はビタミンDで、どちらも骨の形成に関わるものです。

 

また、ビタミンKは脂溶性で熱に強い性質を持つので、炒めものなどの油を使うことで吸収を促進することが可能となります。

 

ビタミンKは天然ものであるビタミンK1、K2においては毒性が報告されておらず、許容上限が設定されていないため、

普段のお食事でも少しだけ意識してバランスのとれたお食事ができますと素晴らしいです。

 

N-fitnessでは、細かいお食事指導及び、ライフスタイルに合わせたトレーニングをご提供しております。

是非、一度ご来店いただき、お悩みをお聞かせくださいませ!

 

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