本日は、強力な肝臓機能改善・肝臓保護効果があることで有名な、シリマリンの作用や効果を解説していこうと思います。

シリマリンはマリアアザミ（ミルクシスル）という植物に含まれる成分です。

葉の白い葉脈のトゲトゲした斑模様が、ミルクをこぼしたように見えることに由来し、
「聖母マリアのミルク」とも呼ばれ、和名では「マリアアザミ」と呼ばれ紫色の花を咲かす植物です。

シリマリンの成分構造と特性〜浅草パーソナルジムN-fitness〜

シリマリンは化学的にフラボノリグナンと呼ばれる化合物群であり、その中でもシリビン（シリビニンとも呼ばれる）が最も強力な成分として作用しています。
シリマリンは脂溶性であるため、体内での吸収はやや難しいですが、近年はより吸収率を高めるための加工技術やフォーミュレーションが開発されています。

シリマリンの作用とメカニズム〜浅草パーソナルジムN-fitness〜

シリマリンは主に抗酸化、抗炎症、肝細胞保護、解毒作用を持つことで知られています。
これらの作用は、肝臓疾患の予防や治療に有効とされています。
具体的なメカニズムには以下のようなものがあります。

1. 抗酸化作用

シリマリンは強力な抗酸化物質で、活性酸素の生成を抑制し、細胞膜を保護する役割を果たします。
また、細胞内の抗酸化酵素であるグルタチオンの合成を促進し、肝臓のデトックス能力を高めます。

2. 肝細胞の再生促進

シリマリンは肝細胞膜を安定化し、細胞への毒性物質の侵入を防ぐことで、肝細胞の損傷を軽減します。
また、肝細胞の再生を促進することで、肝臓の修復をサポートします。
この特性により、肝硬変やアルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪肝疾患などの治療に役立つとされています。

3. 抗炎症作用

シリマリンは炎症性メディエーターの生成を抑制し、炎症反応を軽減します。
肝炎などの慢性肝疾患では、過剰な炎症反応が肝臓の組織を損傷させる要因となりますが、シリマリンはこのプロセスを抑制します。

4. 解毒作用

シリマリンは肝臓での解毒プロセスを支援し特に有害な化学物質や毒素、アルコールや重金属などの分解と排出を促します。
これにより、肝臓が毒性の影響を受けるリスクを減らします。

まとめ〜浅草パーソナルジムN-fitness〜

いかがでしたでしょうか？

肝臓の保護にはシリマリン！
次回もシリマリンの解説をしていこうと思います。