大胸筋は体の前面に付着する大きく目立つ筋肉なので、コンテストに出場する方のみならず一般のトレーニーの方も重要視する人気のある筋肉です。
特に男性のお客様に人気であり「胸板を厚くしたい」という要望は非常に多いです。

また、女性を対象とした”男性のどこの筋肉が好きか”というような調査・研究でも、国籍を問わず男性の大胸筋は常に一定の人気があります。

今日はそんな大胸筋の解説をしていきたいと思います。

 

大胸筋〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

大胸筋はラテン語で【ペクトラリアス・メジャー/pectoralias major】と言います。

大胸筋の日常生活での最大の貢献は”ドアを開ける”ことや”エレベーターのボタンを押す”などの【物を押す】動作となります。

大胸筋の特徴〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

ここからは、大胸筋の特徴をまとめていきます。

大胸筋は上部、中部、下部に別れていて、それぞれ得意な動作は微妙に異なります。
しかし、その3つの部位の共通する動作が水平内転です。

◯大胸筋上部

・肩関節の屈曲において、最も筋力発揮がされますが、通常の肩関節屈曲動作は上腕二頭筋、三角筋前部の貢献度が高いです。
・大胸筋上部の筋肉の走行角度が60°のため、上部狙いの種目では少し脇を閉じるように意識すると効果的です。
・インクライン種目で刺激を入れる場合、ベンチの角度は30°〜56°が推奨されています。 

◯大胸筋中部

・肩関節の水平内転、内旋において最も筋力発揮がされますが、通常の肩関節内旋では広背筋、肩甲下筋の貢献度が高く、肩甲下筋にいたっては大胸筋を使わず単独で内旋が可能です。
・筋走行角度は90° となります。

◯大胸筋下部

・肩関節の内転において最も筋力発揮がされます。
・広背筋も肩関節内転動作を持っていますが、広背筋は”気をつけ”の姿勢からの内転動作の貢献度が高く、大胸筋下部は腕を地面と水平に上げたところから”気をつけ”の姿勢に戻るまでの内転動作の貢献度が高いです。
・広背筋→大胸筋→大円筋の順で肩関節内転の貢献度が高いです。
・筋走行角度は120° で走行角度を意識すると、デクライン種目よりはケーブルクロスオーバー、ディップスでより下部を鍛えやすいです。

 

※上部、中部、下部など、鍛えわけも、今後詳しく解説してまいります。

 

大胸筋の豆知識〜台東区浅草パーソナルジムN-fitness〜

大胸筋は停止部の付着に注目すると【起始部の上→中→下】の順では無く【下→中→上】と交錯して捻れています。
これは人間が四つ足歩行だった時代、90°屈曲位がスタンダードな姿勢で二足歩行になったことで起こった人体のバグの１つだとされています。

この捻れは肩関節屈曲90°、外転90°またはその両方で解消されます。
そのため、捻れが解消されている状態で作用できる水平内点の筋発揮が1番強いとされています（※投擲動作なども）。

 

まとめ

このように筋肉は様々な動作的要素があり、鍛えるにしても正しい知識を持ってトレーニングを行えることで、より理想的な身体を作り上げる事が可能になります！

分からないことは、トレーナーに聞くのが1番ですね！

 

N-fitnessでは、細かいお食事指導及び、ライフスタイルに合わせたトレーニングをご提供しております。

是非、一度ご来店いただき、お悩みをお聞かせくださいませ！

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